へむ丸ブログ

~建築に響く笛~

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2回目の仮使用認定の再検査

仮使用認定は、特定行政庁で行う必要があるものと、指定確認検査機関でもできるものがあります。 指定確認検査機関でも可能な仮使用認定は、一定の取り扱いが決まっているので、その範囲に収まっている場合は、可能となります。 複雑な仮使用認定を行う場合…

スケルトン計画?

スケルトンと言い切ってしまうと、確認検査時に疑問を持たれる場合があります。 どういう理由なのかといいますと、、、 特に飲食店で、建物内部のテナントが決まっていないような場合です。 飲食店の建築が完了している状態というと、一般的には、トイレや火…

道路斜線_隣地斜線_北側斜線

基本的に斜線に建築物が干渉することはできません。 が、屋上の階段室等の水平投影面積(建築面積算定)の1/8以内の場合は12m(又は5m)までは高さに算入しないことになります。 集団規定の適用事例には、高架水槽、クーリングタワー(冷却塔)、キ…

EXP.J_エキスパンションジョイント

複雑な形状の建築物の場合、一体の構造にすると構造計算などが複雑になることや、一部のみでつながっている建築物はその部分が弱く壊れやすくなってしまうことなどを解消するため、エキスパンションジョイントを設けることが多いと思います。 エキスパンショ…

屋外避難階段_2m以内の出入口以外の開口部

令123条2項に屋外避難階段の規定が記載されています。 屋外避難階段は、避難時に煙などにより避難が困難にならないように出入口以外の開口部は2m以内に設けることはできません。 屋外避難階段とは、平面的にも立面的にも2m以上開口部を設けないとい…

自動車車庫150m2以上_準耐火建築物(ロー1除く)

特殊建築物は、法27条により規模や種別により耐火建築物等にする必要があります。 今回は、法27条3項の150m2以上の自動車車庫について記載していきます。 この規模の自動車車庫は、準耐火建築物などにする必要があります。 しかし、ロー1準耐火建…

採光補正係数_2つの用途地域にわたる場合

2つの採光補正係数の算定式の異なる地域にわたる場合の計算方法についてです。 敷地の過半が属する用途地域の規定により、採光補正係数を算定します。 住居系 6D/Hー1.4 工業系 8D/Hー1.0 商業系 10D/Hー1.0 建築基準法91条に、過半の地…

スパンドレル_防火区画

スパンドレルとは、外壁等の折り返しのことです。 どんなものかというと、建築物内に防火区画を設置します。 その際、防火区画の壁・床と外壁がぶつかる部分に90cm以上の部分の外壁を準耐火構造等にしなければなりません。 又は、外壁面から50cm以上…

一級建築士試験_設計製図_一週間前について

今年、受験するわけではありませんが、設計製図1週間前ともなると緊張して頭が混乱してきたことを覚えています。 緊張や混乱するのは、受かりたい気持ちが大き過ぎるからです。 3回目の角番受験の時は、落ちた時のことを考えると堪らないものでした。 では…

一の建築物_訴訟?

一つの敷地には、一つの建築物しか建てられません。 というのが、原則です。 しかし、こんな例があります。 ・一戸建ての横にカーポート、倉庫など ・複数の工場など これは、用途上不可分の関係にあることから建築可能となります。 用途上不可分?とは ・そ…

2世帯住宅_一戸建ての住戸

2世帯住宅といいながら、長屋?共同住宅?と判断されてしまう場合があります。 2世帯住宅又は3世帯住宅、多世帯住宅として取り扱うということは、建築基準法上の用途は一戸建てでの確認申請となります。 正直、それぞれの住戸部分が水回り三点セット(ト…

フラット35_令和4年10月1日基準改正

住宅金融支援機構が行っているフラット35などの借入の際の金利を下げることのできる制度です。 詳細は、下記のURLより。 住宅ローン:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】 (flat35.com) 内容が結構がっつりと変わっていますので、本日以降フラット35SB,…