スパンドレルとは、外壁等の折り返しのことです。
どんなものかというと、建築物内に防火区画を設置します。
その際、防火区画の壁・床と外壁がぶつかる部分に90cm以上の部分の外壁を準耐火構造等にしなければなりません。
又は、外壁面から50cm以上の準耐火構造のひさし、床、そで壁などとしてもよいことになっています。
注意としては、主要構造部を耐火構造としている建築物の場合は、スパンドレルは主要構造部に該当するので、準耐火構造でなく耐火構造にする必要があります。
スパンドレルが必要な部分は、下記のとおりです。
①面積区画
②高層区画
③たて穴区画
になります。
ちなみに、異種用途区画はスパンドレルは不要です。
建築計画では、主要構造部が耐火構造や準耐火構造の建築物であれば、あまり意識する必要はありませんね。
それは、外壁自体が耐火・準耐火構造になっているからです。
注意すべきは、外壁が防火構造などの場合にスパンドレルが必要になると該当部分の仕様が、その他の外壁と異なる点です。