へむ丸ブログ

~建築に響く笛~

屋外避難階段_屋外階段の開放性

屋外避難階段の開放性は、防火避難規定の解説に記載されています。

階段の周長のおおよそ1/2以上の開放性が求められています。

 

屋外階段の開放性は、集団規定の適用事例に記載されています。

階段の周長の1/2以上の開放性が求められています。

床面積の算定についての基準になりますが、「おおよそ」の記載がありません。

床面積の算定についての方が厳密に開放性が求められています。

 

新宿区などの取り扱いを見てみると、防犯上の手すり子を階段周囲に覆うように設けることは許容されています。

また、集団規定の適用事例の屋外階段の開放性についても手すり子が階段を覆っていても可能と記載はありますが、特定行政庁により判断が異なる場合がありますので、要注意です。

 

屋外避難階段の開放性は、平面的には隣地境界線からの離隔距離は50cm以上、敷地内に建築物がある場合は1m以上の離隔距離が求められます。

床面積についての開放性は、平面的には隣地境界線からの離隔距離は50cm以上、敷地内に建築物がある場合は2m以上の離隔距離が求められます。

この2mについては、特定行政庁により異なるようです。

東京近郊は2mです。